物を燃やすという過程で、燃やすものの中に塩素が存在すればダイオキシン類が発生するといわれており、ごみ焼却に伴うダイオキシン類の発生が地球規模の問題として早急に解決を迫られる課題となりました。
当社におきましては、産業廃棄物の焼却に伴うダイオキシン類の発生を国の法規制施行に先立ち対策を完了し、所有のプラントでは環境にダイオキシン類の発生しない設備として運営を行っております。
更にばいじん、酸性ガスにつきましても国の定める環境基準を常に下回ったきれいな排ガスとして排出できるよう、日頃管理を行っております。
燃焼は850℃以上の温度域で燃焼用空気中の酸素との混合を充分行って、完全燃焼を達成しダイオキシン類の発生を防止しています。
燃焼のあとの排ガスは200℃以下に急激に冷却して、ダイオキシンの再合成を防止しています。
排ガス処理装置にはバグフィルタを採用しています。ミスト状の微小な粒子まで捕獲しますので、ばいじんの発生が抑えられ更に消石灰吹込みによって酸性ガスの排出対策も万全です。活性炭の吹込み装置も備え、更なるダイオキシン発生抑制を達成しております。
外気が湿った時や冬場で気温が下がった時に煙突からの排ガスが空を背景として白く見える時があります。これは白煙と呼ばれる無害の水蒸気で空に拡散されてやがて雲になります。煙突からの排ガスには国の環境基準を超える汚染された物質は含まれておりません。